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 ■ ハワース



■LEEDS
  
リーズ

■HAWORTH
  
ハワース

■OTELY
  
オットリー

■HARROGATE
   
ハロゲート

■Knaresborugh
  
ニエズバラ

■SALTAIRE
  
ソルテア

■ILKLEY
   イリクリー




ハワースへのアクセス
  

 ロンドンからの場合リーズ経由でハワースまで行く事になります。
 ロンドンからリーズまで鉄道で2時間半。
 リーズからスキップトン行きに乗り換えてキースリーまで約30分。
 キースリーからハワースまでバスかあるいは蒸気機関車で行けます。いづれにしても乗換えが多いのがちょっと大変ですね。
 観光は1日がかりになるので、リーズに宿をとって拠点とするのをお勧めします。リーズを拠点にヨーク、ハロゲート等も回れればヨークシャーの見所を結構押さえられるでしょう。


LONDON

キングスクロス発
約2時間半

LEEDS
Skipton行電車
約30分

KEIGHLEY
バス停まで
駅から徒歩5分

約30分で
ハワース到着

蒸気機関車
キースリーから
約20分で
ハワース到着

HAWORTH




リーズ郊外の街


 文学史上の名作、「嵐が丘」は世界中で多くの人々に読まれてきた本です。 荒涼としたヨークシャーを背景に、奔放な娘キャサリンと孤児のヒースクリフの激しい愛情が衝突し、抗し難い運命に翻弄される姿を描いたこの作品を読んでいれば、その舞台に足を踏み入れたとたん、鮮烈にイメージが浮かび上がってきます。

  「ハワース」。 この街は、ブロンテ姉妹が生活し、ここで作品を生み出すことがなかったならば、エミリー・ブロンテが描いた「嵐が丘」の世界そのままに、誰にも知られること無く、ひっそりと、激しい風にあがらいながら何年も静かに、そこにありつづける普通の田舎の町だった事でしょう...。

 通常ならば、そのような名所は観光化されてしまい、趣を微かに残すだけになってしまう場合がほとんどですが、ハワースは「嵐が丘」の不雰囲気を、未だに、奇跡的ともいうべき感でとどめています。 ヨークシャーの激しく厳しい自然、荒涼とした風吹きすさぶ荒野、不安定な天気と神々しいまでに西の空に沈んでゆく夕日を見ていると、人間がいくら変えようとしても、この地はそれを拒んできた、厳しさ、運命のようなものを、そこに感じます。

 嵐が丘の登場人物たちは、まさにこの地の運命ともいうべき、激しい自然と、そこから培われた人間性を互いに軋らせて、嘘、偽りない人間以上に人間くさい激しさでぶつかり合います。 それは正に、この土壌、ハワースが生み出した人間性であり、エミリーはそこから触発され、こうした作品を生み出したのであろうと想像する事が出来ます。
 言い換えれば、本当に理解する為には、「ハワース」にきて初めてエミリーの作品を書かせた原動力、真髄のようなものに触れることができるのではないか...。そのようにハワースの荒野に立っていると感じてしまうのです。

 とても若い女性が描いたとは想像もできない、激しい人間性のぶつかり合いが描写される「嵐が丘」。その小さな田舎町の作者、エミリーはその作品に生命を吹き込み凝縮でもさせたように短命で死去しましたが、作品はある種の永遠性を獲得し、現代でも文学史上に輝いています。ハワースにくると時間が止まってしまったかのように、いまでもエミリーの息吹が息づいているようにかんじるのです。 それは、ヒースクリフが、死んだキャサリンを取り戻そうと、荒野に向かって吼えるように...我々もそこに行けば...そこで呼べば、エミリー・ブロンテの魂を呼び起こせるような感じを受けるのです。

 この地には、持ち帰れる、有名なお土産や、記念品のようなものは特にありませんが、ハワースに行き、荒野にたって、ただ風に吹かれて帰ってきてみる旅...というのはどうでしょうか? きっと「嵐が丘」を読んで得た感動と同じ、魂を揺り動かす何かが、そこにはあると思います。

ハワースの見所
 ハワースの見所は何といっても荒野(ムーア)です。季節の良い時期には、ヒースが咲き乱れ美しい景色が広がります。しかし、年間を通して風がふきすさぶ荒野では、ヒースなどの低木も風の吹くほうに、ねじくれ曲がっているのがみえるでしょう。ワーキングコースを歩いてみることをお勧めします。
 街のインフォメーションに、ウォーキング地図がありますので(日本語も有)これを頼りに歩きましょう。

ムーア  
■ブロンテの滝 姉妹が気に入っていた場所で、石橋が架かっている。
傍らにブロンテの椅子と呼ばれる石があり街からここまで約4Km。
■トップ・ウィズンズ 壁が残る廃墟。荒涼とした舞台にたつ廃墟のあたりは、嵐が丘の舞台そのまま!
丘を登ってたどりつく、この場所は正に今に嵐が丘の雰囲気を残す場所です。

ハワースの街
 
■ハワースパリッシュ教会 ブロンテ姉妹の父、パトリックが牧師を務めていた教会。ブロンテ一族が没した年月が記録されている。納骨堂にはブロンテ一族が眠る。
■ブロンテ博物館 もとは牧師館で、ブロンテ姉妹はここで生活していた。博物館には当時の衣装、生活品、書斎、スケッチ等が展示されている。ここには「嵐が丘」の作者、エミリーが死んだときに横たわっていた長椅子が現在でも置かれている。

ブロンテ姉妹について
 3人のブロンテ姉妹、シャーロット、エミリー、アンはそれぞれが作品を書き残し、今日でも世界中の多くの読者によって読まれ続けています。 
  シャーロットの作品「ジェイン・エア」は妹のエミリーの「嵐が丘」とならんで名作です。
 彼女たちには、ブランウェルという男兄弟もおり、彼は役者を目指したり、絵をかいたりしていたことから、ハワースという、辺鄙な土地に住んではいましたが、ブロンテ家にはとてもクリエイティブな家庭の雰囲気があったようです。

 しかし、エミリー30歳で死亡。長生きしたシャーロットでさえ39歳という短命で家族は次々と命を失いました。 当時の劣悪な衛生環境と、厳しい自然が彼女たちの命を縮めたのであろうと思われますが、その生活環境の厳しさが、不朽の文学作品を生み出したことは疑いの余地はないでしょう。

 ロンドンのポートレートミュージアムにはブロンテ姉妹の肖像画があります。 ハワース訪問と合わせて、ロンドンに行かれる方は見ておきたいポイントです。(入場無料)




訪問に際してお勧めの参考資料
 1992年のイギリス映画「嵐が丘」(原題Wuthering Heights)を見ておくが良いでしょう。監督ピーター・コズミンスキー、主演ジュリエット・ビノシュで、小説のストーリーを最後まで映画化しています。 ロケ地も実際のヨークシャー、ヨークシャーデールの自然の荒々しさと、登場人物の愛と憎しみが激しくぶつかり合う様が表現されています。
 映画のなかで登場する、いくつかの館は、キースリー、ハリファックス、スキップトンとヨークシャー地方の町に点在する昔の建物を使って撮影されているのも注目です。

 1996年のフランコ・フレゼッリ監督の映画「ジェイン・エア」もまた見ることをお勧めします。このシャルロット・ゲンズブールの主演映画は、作者のシャーロットの生涯と切り離しては考えられない...彼女の叶わなかった恋愛がもとになって書かれた小説の映画です。








 イギリス文学の中でシェイクスピアに次いで研究が行われているともいわれるブロンテ姉妹を生んだハワースは日本からも多くの読書家たちが観光に訪れています。小説『嵐が丘』の舞台になった自然を堪能していただくツアーです。
 常時受付中ですので、ぜひお申込下さい。


<モデルルート>
リーズ 〜 ハワース散策 〜 ブロンテ博物館 〜 ムーア散策 〜 リーズ
 (オプション:マラムコブ、近郊の「嵐が丘」のモデルとなった館の訪問も可能)


<所要時間>
約5時間(リーズ10時発、15時着予定)


<料金>

¥8.800(料金には交通費、入場料が含まれます)
 (ムーア散策の際には、ピクニックランチ、紅茶が提供されます)


<名所紹介>

  ハワースの町並み、坂を上がるとブロンテ姉妹の住んだ家がある。写真右手にはPUB。

ハワース(Haworth)
 ムーアと呼ばれる荒野にひっそりと佇む町は自然の懐に抱かれて平和なときをすごしていました。しかし、ブロンテ姉妹という才能を生み出したことで、その足跡をたどろうとするファンが後を絶たない、名の知られた町になってしまいました。町を散策してブロンテ姉妹を生み出した町並みと自然を満喫していただきたいと思います。

ブロンテ博物館(Bronte Museum)
 『ジェイン・エア』『嵐が丘』『アグネス・グレイ』という英文学の名作といわれる作品を書いたブロンテ姉妹が育ち、その独自の世界観を作り上げた牧師館が、生前の生活そのままに博物館として公開されています。

ムーア散策(Moor, Heather)
 ブロンテ姉妹が駆け回り、小説『嵐が丘』の舞台ともなったハワースの荒野(ムーア)を歩いて、ヨークシャーの自然を肌で感じていただきたいと思います。

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